つなぐESG|日建設計コンストラクション・マネジメント
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昨今、SDGsやESG投資が注目されています。SDGs(Sustainable Development Goals 持続可能な開発目標)は、2015年の国連サミットで加盟国の全会一致で採択された、2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標であり、地球上において「誰一人取り残さない」ことを誓っています。その推進力として、ESG投資が期待されています。ESG投資とは、従来の財務指標だけでなく、非財務指標である環境(Environment)・社会(Social)・ガバナンス(Governance)についても評価した投資を指します。日本では、2015年に年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF:Government Pension Invest-ment Fund)が本格的にESG投資を始めたことが、発展の大きな契機となっています。企業は、従業員の能力開発への取組み、サプライヤーとの公平で倫理的な関係の構築、地域社会への貢献等をおこなうことで、株主に対して長期的利益の提供をおこなうことが必要とされています。また、これらに伴って、気候関連財務情報開示タスクフォース(TCFD)に代表される、環境・気候変動に関する情報開示を求められています。これらの活動目的の集合体がSDGs、その目的を達成する手段がESG投資と言えます。SDGsとESG投資は、より良い世界へ導く車の両輪なのです。はじめに

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