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三井不動産 日本橋エリアにおける既存建築物群のBIM化業務 Mitsui Fudosan BIM conversion of existing buildings in the Nihonbashi area

発注者のBIM活用のコンサルティングと歴史的建造物を含む50万㎡の既存建物BIM化プロジェクト

国土交通省 住宅局 令和4年度 建築BIM加速化事業において、三井不動産が運営・管理する東京都中央区日本橋室町エリアに位置する、国指定重要文化財「三井本館」を含む7棟の既存中高層建物(合計約50万㎡)のBIMモデルを作成し、サービス開発など、新たな価値創造を目指す建築・都市DXのプロジェクトです。

日建設計コンストラクション・マネジメント(NCM)は、「やさしいBIM®」モデル作成手法を用い、日建設計・日建設計総合研究所と協力して本プロジェクトを推進しました。具体的には7棟分のBIMモデル作成、来街者・来館者向けのサービス開発支援、国交省が推進する3D都市モデルPLATEAU*との連携などです。

BIMモデルは、受領した図面を利用し作成を行いました。その中でも1929年竣工の国指定重要文化財であり、外壁にレリーフ等が施された三井本館では、図面に加え3D測量による点群データを取得し、建物全体の寸法の補完、装飾部のBIMモデル作成を行うと共に、装飾形状のアーカイブ整理にBIMを活用いたしました。また、日本橋エリアを訪れる来街者や各施設への来館者に向けた新たなデジタルサービス提供を目指し、ワークショップの開催から具体的なサービス開発までのユースケース検討を支援しました。さらに、3D都市モデルPLATEAU*との連携にむけて、これら一連のプロセスについてプロトタイプ事業として検証と報告を行いました。

NCMは、発注者がどのようにBIMモデルを活用できるのかという前例の少ない事業において、既存建物のBIM化からサービス開発、公共データベースとの連携まで柔軟に対応し、スケジュール通りの実現に貢献しました。


*・・・国土交通省が様々なプレイヤーと連携して推進する、日本全国の都市デジタル化を目指すプロジェクト
    About | PLATEAUとは | PLATEAU [プラトー] (mlit.go.jp) | 国土交通省

三井不動産 日本橋エリアにおける既存建築物群のBIM化業務

TYPE
INFORMATION
CLIENT
三井不動産株式会社
LOCATION
東京都中央区
USE
オフィス・商業・ホテル・銀行・住宅・美術館など
FLOOR AREA
494,000㎡(7棟合計)
COMPLETION
2024年3月
TEAM
PM・CM:日建設計コンストラクション・マネジメント
Plateau連携検討:日建設計総合研究所
Plateau連携検討・3D点群測量:日建設計