建築プロジェクトを
「あるべき姿」へ
導くために、人を動かす
Office Innovation Domain
ディレクター(建築担当)
2022年中途入社
鈴木 康紘
経歴
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2011年
大学院卒業後は大手ゼネコンに入社し、およそ11年間建築設計に携わる。
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2022年
携わった大規模プロジェクトをきっかけにCMの必要性と自分への適性を感じNCMに転職。
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2025年
オフィス関連の建築に携わるドメインに所属し、中高層オフィスの新築や改修を担当。
所属、役職およびインタビュー内容は掲載当時のものです。
#01 現在の仕事内容
元設計者の視点を活かして、
建物のディテールまで気を配るマネジメント。
鈴木さんはもともとゼネコンの設計部に所属していたとのことですが、コンストラクション・マネジメント(CM)に興味を持つきっかけはあったのですか?
意匠設計担当として事務所や体育館、バスの営業所などの建設、時には超高層複合施設の案件にも携わりました。プロジェクト規模が大きくなり、設計者でも建物をはじめ土木や都市計画、法令に関してまで進言していくような役割を担うことが多くありました。そういったマネジメント的な立ち回りの必要性は重々感じていましたが、正直プロではない。一方で、自分が動いたことでプロジェクトがスムーズに進んでいくことには、大きなやりがいを感じましたし、周りに声をかけて一緒に動いてもらうのも性に合っていると思いましたね。そんな経験から、「これまで培ってきた技術を活かして、マネジメントを専門にやっていくキャリアも面白いのではないか」と考えるようになり、NCMへの入社につながりました。
大手ゼネコンとなるとプロジェクトも大規模なものが多い印象ですが、
NCMに入社されていかがですか。
私の場合マネジメントをやりたいという思いが強かったので、プロジェクトの大きさは気になりません。現在は主にオフィスを扱うドメインに所属していますが、案件も大小様々です。最近では、企業のオフィスが入るテナントビルや自社ビルの新築・改修に携わっています。
建物がどんな形になるかも分からない、土地取得段階のボリューム検討から、工事の契約内容や仕様をまとめた「発注図書」づくり、設計者や施工者の選定のほか、建築工事が始まれば竣工までを発注者に並走しながら取り組んでいく。「プロジェクトの潤滑油」というのでしょうか。企画段階から入り込み、関係各所の要望や課題を聞き取りながら、誰もがWin-Winになるプロジェクトを目指しています。
設計の経験を得てからのCMということで、強みに感じる部分はありますか?
設計者として建物の計画段階から竣工までの全体像を理解することができたので、CMを始めた当初から、計画段階の動き方で施工段階のイメージをつかめていたのかなと感じています。あと、お客様によっては「フロアのディテール部分をこう工夫したほうがいい」、「この作業は竣工したあとでもいいんじゃないか」など、細かいところまで提案することもありますが、これらも設計者としてのキャリアを経験したからこそだと思います。
SCHEDULE
とある1日の
スケジュール
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始業・Aプロジェクトの計画会議
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Bプロジェクトのワークショップ検討会議
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昼食・移動
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Cプロジェクトの調整会議
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Dプロジェクトの定例会議
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ゼネコンと面談
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社内打ち合わせ
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発注者との懇親会へ
#02 この仕事の魅力
何とかしないと「お客様が困る」。
その原点に立ち返り、CMとしてできることを。
そんな鈴木さんが考えるCMの仕事の魅力について教えてもらえますか?
建築プロジェクトの中身って常に課題だらけなんです。しかし、どうしても設計者や施工者の立場では、スケジュールが遅れたらまずいとか、コストありきで考えてしまうところがあります。私たちコンストラクション・マネジャー(CMr)はあくまで第三者として「何にせよお客様が困ってしまう」というところに立ち返って、目の前にある課題の解決に努めるのが仕事ですし、プロジェクトはそうあるべきだと思っているんです。実際、プロジェクトの進行中は隔週ごとにミーティングを設定して、様々な議論を重ねていくのですが、関わる人が同じ方向を向いてやれるよう、時間をかけて意識合わせをしていますね。
お客様の困りごとを解決につなげたエピソードはありますか?
以前、都心にある4万坪の物件の改修プロジェクトに携わったことがあります。築30年以上の建物をマルチテナント化するためにバリューアップして多くのテナントに入ってもらう、という計画でした。本来なら2年かかる工事を1年でやり切るという、かなりタイトなスケジュールでスタート。しかし、発注者側の様々な事情があり、施工者として一部別会社が入ることになるなど、関係者も多い状況になりました。
とはいえ、関係者が増えたとしても、お客様から見れば一つの工事であることに変わりはありません。「なんとかしないと」と思い、まずは施工者や設計者を集め、困りごとを全部聞き出しましたね。その後は工事区分の調整や、事故が起きたときの責任関係、作業者の保険の話まで自分で取りまとめました。自分が前に立って、責任を持って発注者に説明するしかない状況になりましたが、最終的には「この条件なら」という譲歩を引き出し、プロジェクトをなんとか軌道に乗せることができました。大変でしたが、その状況を切り抜けられたときは、本当に達成感がありました。
#03 NCMの魅力
個人の実績が評価にダイレクトに。
成長意欲も大きくなる。
NCMで働くことの魅力を教えてください。
一番の魅力は、やはりフラットな組織であることでしょうか。年齢に関係なく評価される仕組みがあるので、頑張った分だけしっかりと報われるのは大きいですね。建設業界って年功序列のイメージが強いかもしれませんが、NCMは違うなと感じます。また、働き方の面では、CMrはお客様との打ち合わせで外出が続くことが多いので、合間にシェアオフィスを使ったり、在宅勤務に切り替えたりと、働く場所を自由に選べるのはすごくありがたいです。
そうした働き方などもやはり多様な人材が活躍していけるところにつながっていそうですね。
確かに、職員のなかには建築以外の業界の出身者もいます。前職は銀行員として様々な事業性を検討できる人とか、内装のデザインを専門でやっていた人など、バックグラウンドやキャリアが全く違う人たちが一つの会社にいるので、普段の会話を通して勉強になるのはうれしいところです。それをきっかけに自分で学んでみようと動き出すこともあります。今は不動産の収支計算とかに興味があって、本を買って読んだりしています。
鈴木さんの次なるステップにもつながっていきそうです。
それぞれの専門知識を持った人が多いのはNCMの圧倒的な強みの一つだと思っています。その分、現在は一つのプロジェクトに関わる人が多くなることがありますが、今後は一人のCMrが建築技術はもちろん設備や施工、ひいては建物の経営に関することまで、色々なことを支援する、要はコンサルタント型の人材になっていくべきなんじゃないかと考えています。先ほどの不動産収支の話も、次なるキャリアステップのきっかけになればいいなと思っています。
今後も広い範囲で様々な課題を解決していける、そういう人材の一人にはなりたいなと思っています。個人的にもとにかく色々なものを吸収してやってみたい、という気持ちが強いので。できることの幅を増やしていくことで、もっと柔軟に仕事を動かすことができるCMrになれたらうれしいです。