9. 将来活用・再構想

社会環境や経営戦略の変化を踏まえ、既存施設を活用・更新・再編・解体のいずれで進めるかを見極めることは、発注者にとって極めて重要な経営判断です。維持更新だけではなく、用途変更・建替え・撤去・統廃合等の多様な選択肢を、将来構想や経営方針と整合させて比較検討する構想プロセスが求められます。

日建設計コンストラクション・マネジメント(NCM)は、発注者の立場から、現況・運用実態・リスク・収支影響等を多面的に可視化し、複数シナリオの設計と評価軸を明確化。コスト・工期・事業性・BCP・ESGといった多角的要素を整理し、経営会議や関係部門間での合意形成を支える中立的な判断基盤を提供します。

また、検討プロセスの透明性と説明責任を確保しつつ、構想で定めた方針を、改修・建替・解体・撤去計画へとシームレスに移行できるよう支援します。資産ポートフォリオの最適化と将来価値の最大化を見据え、構想から実行まで発注者に伴走します。

9-1 保有施設の現況評価・資産診断

事業を取り巻く社会的・経済的環境が大きく変化するなか、保有施設をいかに活かし続けるかは、組織にとって重要な経営課題の一つです。建物を長く使用するだけではなく、事業の成長性・収益性・社会的責任を見据えた戦略的資産と捉え、最適活用と将来構想を検討することが求められています。

NCMはまず、施設の劣化状況や機能面の課題、法令適合性(遵法性)、エネルギー性能、BCP対応などを多角的に調査・分析し、建物の現況と課題を可視化します。さらに、施設の運用実態や将来の事業計画との整合も含めて評価し、個別施設の診断にとどまらず、中長期的な活用方針の立案に資する基礎情報を提供します。

経営方針に基づいた再編・統廃合の検討、有害物質・老朽化への対応、改修・建替え・解体の判断支援まで、NCMは保有施設の「これから」に向けた多面的な意思決定を支援。経営の方向性や社会的要請と整合した将来像を発注者とともに構想し、発注者の判断と実行を力強く支えます。

9-2 再編・統廃合・ポートフォリオ最適化支援

中長期的な視点で資産戦略を描くうえで、個別施設の評価に加え、全体の施設群を対象とした俯瞰的な再編・統廃合の検討が重要になります。限られた経営資源を効率的に活用し、将来に向けて持続可能な施設ポートフォリオを構築することが、経営の最適化と社会的責任の両立につながります。

NCMは、施設の立地や用途、稼働状況、維持コスト、将来の需給見通し等を多面的に分析し、経営方針や事業戦略と整合したポートフォリオの最適化を支援します。統廃合によるスケールメリットの創出や、重点投資の明確化等、意思決定のための判断材料を整理し、実行可能な選択肢を提示します。

複数施設の関係性や中長期のビジョンを踏まえながら、将来のあり方をともに構想し、資産全体の価値最大化に向けた方針策定を支援します。

9-3 老朽化・施設課題への対応検討

将来的にも安全で有効に施設を活用していくには、老朽化や機能劣化の実態を把握し、的確な対応方針を検討することが不可欠です。建築・設備・外装等の状態を実地調査や劣化診断を通じて把握し、構造的な安全性や基本性能の確認を行います。また、築年数に応じてアスベストやPCB等、有害物質の残存状況の確認も、改修や解体の可能性を検討するうえで重要な要素となります。

これらの調査結果をもとに、補修・部分改修・全面改修・建替等、複数の対応案を整理し、それぞれの技術的難易度、法的制約、施工性、費用、工期、BCP上の課題等を比較します。選択肢毎のメリット・デメリットを明確化し、実現性や将来の施設活用を見据えた検討の土台を構築します。

NCMは、施設の現状と課題を可視化したうえで、多様な選択肢を提示し、次の検討のステップや意思決定へつながる材料を整理します。発注者が判断を下す前段階として、幅広く可能性を検討できる思考の枠組みを整え、将来価値の最大化に向けた構想の基礎づくりを支援します。

9-4 将来構想・改築・建替えの意思決定支援

施設の老朽化や利用ニーズの変化が進む中で、「どのように施設を活用し続けるか」「どのタイミングで建て替えるか」といった戦略的な判断が求められます。加えて、事業戦略や経営方針、BCPやESG対応などの社会的要請も踏まえた中長期的な視点での意思決定が不可欠です。

NCMは、発注者の将来ビジョンや事業方針を起点に、更新・部分改修・建替・用途転換といった複数シナリオを策定。調査・検討フェーズで可視化された課題や条件に基づき、コスト・工期・運用影響・収益性・環境負荷等を総合的に分析します。単に初期費用の比較にとどまらず、ライフサイクルコストや将来の事業展開への適合性も含めて、判断に必要な材料を丁寧に整理・可視化します。

意思決定の過程では、役員会議や関係部門の合意形成、予算化に向けた社内プロセスが伴うため、客観性と納得性のある評価軸の設定も重要です。NCMは、複数のシナリオの妥当性を評価する枠組みづくりから関係者間の意思統一まで、戦略的な判断を後押しするプロセス全体を支援します。

施設の将来像の構築は、単なる建築計画にとどまらず、経営の意志を社会に示す場でもあります。NCMは発注者の立場に寄りそい、将来価値を最大化するための意思決定と実行を力強く支援します。

9-5 解体・撤去マネジメント支援

施設の老朽化や建替え、再編・統廃合の方針に伴い、解体・撤去を検討する場面も少なくありません。解体工事は単なる取り壊しではなく、環境負荷や近隣影響、有害物質の処理、安全対策、仮設計画、コスト管理など、幅広い視点でのマネジメントが求められる高度なプロセスです。

NCMは、事前調査によって法令適合状況や有害物質の有無、施工条件を把握し、工程やコストの精度を高めた計画立案を支援します。さらに、発注者の立場から解体工事の調整・監理を行い、安全性・環境配慮・地域対応を踏まえた円滑な実行をマネジメント。跡地の利活用や次フェーズのプロジェクトへとつながる計画性を重視し、将来を見据えた解体・撤去を支援します。

NCMは、建物の終わりを「次の始まり」ととらえ、発注者の将来構想に向けた一連の意思決定を、最後まで伴走します。

新たな事業展開や地域貢献へとつながる、持続的な建築と社会のあり方をともに構想します。

※本ページで紹介しているマネジメント手法は、NCMのCMrが日々実践している業務内容の一部です。

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