代表あいさつ
「四方よし」の社会環境の実現に向けて
コロナ禍はいまだ収まることなく、私たちの活動に大きな影響を与えています。ほぼ時を同じくして、地球温暖化に対する危機も国内外で高まっています。日建設計は、2021年3月に「気候非常事態宣言」を表明しました。これは、民間企業の立場から経済活動と脱炭素社会実現の両立を模索し、社会に働きかけていくものです。
当社は、サステナビリティ方針「公正かつ透明性の高い企業活動を通じて持続的な企業価値向上を図り、提供するソリューションとマネジメントの力で、サステナブルな社会の実現に貢献します」のもと、以下の2つの枠組みでその実現に向けて尽力しています。
【 環境・社会に対する社内の取り組み 】
社員、会社のコーポレート活動として
【 ステークホルダーに対する事業を通じた取り組み 】
クライアントの皆様へのマネジメント・コンサルティングサービスとして
環境・社会に対する社内の取り組みとして、サステナビリティ推進室を立ち上げ、浜松市天竜で森林再生の取り組み「木を伐る活動」を継続しており、新たに山形県西川町でも同様の活動を開始しました。
またステークホルダーに対する事業を通じた取り組みとして、クライアントの皆様へのマネジメント・コンサルティングサービスを強化すべく「Sustainability&ESGドメイン」を立ち上げるとともに、すべてのサービス事業ドメインにおいて「E(環境)S(社会課題)G(ガバナンス)」+「DX(デジタルトランスフォーメーション)」の観点から、より価値向上を図ったマネジメント・コンサルティングができるような体制構築に励んでいます。
当社はこれまで、ひとつひとつのプロジェクトと真摯に向き合い、ソリューション力とマネジメントの力で「社会資産」の価値向上に尽力してまいりました。これからは、この「社会資産」に「地球」という要素を加えねばなりません。昔の近江商人の言葉「三方よし(売り手よし、買い手よし、世間よし)」に「地球よし」を加えた「四方よし」を胸に、あらゆるプロジェクトをクリエイティブにマネジメントし、皆様と共に明日へ向かって歩んで行きたいと思います。
引き続き、より一層のご支援、ご指導を賜りますようお願い申し上げます。
2023年1月
代表取締役社長 水野 和則