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発注戦略

Procurement Strategy

建物の工事を発注する際、ベストプライスでよいものを調達したい事業主と、より多くの利益を確保したい受注者との間で、非常に難しい調整が迫られる場面が少なくありません。用途、立地・工事内容・需給バランスなどにより最適な発注方式は異なり、プロジェクト特性に即した様々な選択肢が考えられます。
安く調達しても品質が伴わなければ、その後の運用コストがかさみ、事業主のリスクも増大します。当社の発注戦略では、コストと品質のバランスを保ち、安全かつ確実に建物を竣工させる目的を達成するために、最適な発注区分、発注パッケージ、評価手法、見積参加者の選定などを適正に行い、発注プロセスにおける事業主の説明責任の確保と最適な調達の実現を支援します。

What We Do

発注戦略の立案

設計者や施工者の選定・発注について、プロジェクト特性を踏まえた柔軟な発注戦略を立案します。発注方針の検討においては、事業スキーム、発注形態、選定方法、候補会社のロングリストやショートリスト、発注スケジュールの策定・管理を主体的に行い、一般的な設計施工分離発注やデザインビルド方式(DB方式)、ECI方式(Early Contractor Involvement方式)等の支援にとどまらず、国土交通省モデル事業(多様な入札契約方式の導入・活用)、一般競争入札(価格競争方式・総合評価方式)、公募型プロポーザル方式(技術提案・交渉方式)、WTO政府調達協定などの発注経験を活かした発注戦略の立案にも柔軟に対応します。


見積依頼支援

発注戦略で定めた方針に則り、発注方式にマッチした見積要項書の作成、見積用図書の作成・監修、選定要領の提案(見積・技術提案書等の評価基準設定など)を行います。また、契約後のコスト・工期変更を予測した見積条件を設定する事により、プロジェクトリスクを事前に回避するようマネジメントします。


見積作成支援

各種見積の作成依頼に際し、現場説明会の実施、質疑回答や追加指示、見積徴収を行います。必要に応じ見積作成者とのコミュニケ―ションも密に行い、発注者サイドと見積作成者の意識共有や情報齟齬解消を随時行う事により、発注戦略に即したより精度の高い見積書の作成を支援します。


設計・施工者、施工者選定支援

見積内容の確認を速やかに行い、見積書の構成や金額の妥当性を定量的に検討します。また、見積書の内容確認と合わせて技術提案書や取組体制等を評価し、プレゼンテーション及びヒアリングによる評価を行う事で、見積書の金額だけでは判断できない要素も含めた総合的な選定支援を行います。選定状況や選定結果については、わかりやすいサマリー資料を作成の上、随時発注者サイドへ報告を行い、スムーズな社内意志決定のための支援を行います。


各種契約締結支援

優先交渉権者選定後、見積要項書の内容に基づいて、設計契約や工事請負契約の締結支援を行います。契約条件等については、事前の選定フェーズで各社認識の齟齬が無いよう十分に調整を行い、契約後の認識相違がないようにマネジメントします。


Experts

鈴木 勝之
シニアディレクター

ゼネコンからコンサルタント会社を経て当社に入社。民間大型プロジェクトから公共案件まで幅広くプロジェクトを担当。
事業スキームや発注戦略の構築、コスト・スケジュールマネジメントを得意としています。

松浦 幹佳
ディレクター

土木コンサルタント会社を経て当社に入社。国内、国外の生産施設案件をはじめ公共施設など多数の発注業務を担当。
新築の建設マネジメントサービスにとどまらず、既存改修、中長期保全計画など幅広いサービスをクライアントにご提供します。

⽻⽥ 和彦
アソシエイト

ゼネコン、公務員を経てキャリア採用にて当社に入社。これまで主にオフィス、官庁案件のプロジェクトを担当。コストの知識を活かしながら、プロジェクトの特性に合わせた最適な発注戦略をご提供します。