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日本橋髙島屋S.C. 再開発計画[日本橋2丁目地区第一種市街地再開発事業] Nihombashi Takashimaya S.C. Redevelopment Project

重要文化財指定の百貨店を核に伝統ある街を再開発

東京は日本橋に1933(昭和8)年に建設され、2009(平成21)年に百貨店建築では初となる国の重要文化財指定を受けた髙島屋東京店(現・日本橋髙島屋S.C.本館)。この「日本橋髙島屋S.C.本館」と「日本橋髙島屋S.C.新館」を含む超高層ビル2棟の新築からなる再開発プロジェクトです。本地区は都市再生特別地区の指定も受け、地域貢献として都市機能整備も実現し、また、新旧建物が共存する低層部では、建物間を隔てる道路上部にガラス庇をかけ歩行者専用道(日本橋ガレリア)とし、施設の一体感も創出しています。
日建設計コンストラクション・マネジメントは、髙島屋の技術コンサルとして、百貨店の営業を継続させながら関連工事(再開発、耐震補強、売場改編工事など)を支障なく同時に遂行していけるように、設計・発注段階から施工段階まで、プロジェクトマネジメント(PM)として支援しました。各所で並行していく工事において、安全面にも配慮した工事計画や周辺工事との調整・確認を繰り返し実施し、複数にわたる工事の全体工程の調整管理といったマネジメントを行うことで、竣工(開通)時期が異なるA街区とC街区の地上・地下部の接続工事の開通なども実現し、百貨店営業継続へ大きな支障も生じさせることなく、無事開業を迎えることができました。
歴史ある建物を永続的に利用させるために、文化庁と共に取り組んだ「歴史ある空間の継承」「既存建物健全化」に貢献するプロジェクトとなっています。

日本橋髙島屋S.C.(本館・新館)

TYPE
INFORMATION
CLIENT
事業主:日本橋2丁目地区市街地再開発組合
発注者:東神開発株式会社(髙島屋グループの商業ディベロッパー)
LOCATION
東京都中央区
USE
商業施設、業務施設、文化交流公益施設等
FLOOR AREA
286,475㎡
STRUCTURE
【A街区】
S造(柱CFT造)・SRC造・RC造
地下5階・地上27階
【B街区】
SRC造・S造
地下3階・地上8階(日本橋髙島屋)
【C街区】
S造(柱CFT造)・SRC造・RC造
地下5階・地上32階
COMPLETION
2019年2月

3街区一体で空中を回遊できる「日本橋グリーンテラス」

本館と新館の建物間をつなぐ歩行者専用道と日本橋ガレリア