伊勢丹新宿本店 外壁改修・照明更新計画
Isetan Shinjuku Main Store, Repairing Exterior Wall and Renewal Lights Project
歴史的建造物の意匠を活かしたライトアップ
伊勢丹新宿本店は、昭和8年(1933年)竣工という長い歴史を持った建造物です。当時欧米で流行していた建築様式アール・デコをデザインの随所に取り入れ、現在も低層部の石の彫り込みやブロンズのレリーフなど建設当時の面影が見えます。
昭和61年(1986年)には伊勢丹創業100周年事業の一環として全館の外装全面改修を行い、時代のニーズに合わせた耐久性と安全性を考慮し、昭和初期のデザインを残しつつ近代化を図りました。
2020年の外壁全面改修工事計画に併せて、東京都歴史的建造物である優位性を活かし「be a newone」を表現することを目的としたライトアップの更新工事を実施。NCMは、基本計画段階のデザイナー選定から支援しました。計画変更がある度にコスト確認・調整を行い、無事に予算内に収めることが出来ました。
ライトアップ照明工事によって、消費電力従来比約50%削減、CO2を年間約26t削減し、高い環境効果を創出しています。
(Photo:株式会社エスエス 中島真吾)
伊勢丹新宿本店 外壁改修・照明更新計画
- TYPE
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- INFORMATION
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- CLIENT
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株式会社三越伊勢丹ホールディングス
- LOCATION
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東京都新宿区
- USE
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商業施設(百貨店)
- FLOOR AREA
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82,893.16㎡
- STRUCTURE
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SRC造、S造
地下3階、地上7階、塔屋3階
- COMPLETION
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2020年9月
- TEAM
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設計:清水建設株式会社、東邦電気工事株式会社
照明デザイン:株式会社ライティング プランナーズ アソシエーツ
施工:清水建設株式会社、東邦電気工事株式会社
CM:日建設計コンストラクション・マネジメント
伊勢丹新宿店本館の外壁デザインは、1920年代から国内で見られるようになったアールデコ様式の外装を現在も維持しており、「東京の景観づくりにおいて重要なものである」として東京都選定歴史的建造物に選定されています。