国土交通省 令和2年度BIMモデル事業
建物のライフサイクルを通した発注者によるBIM活用の有効性検証
Ministry of Land, Infrastructure, Transport and Tourism, FY2020 BIM Model Project
Effectiveness Verification of BIM Use by Clients in the Building Lifecycle
建物のライフサイクルを通した発注者によるBIM活用の有効性検証
国交省 令和2年度BIMモデル事業において、発注者にとってメリットのあるBIM利用方法の検討および、その効果を検証する事業が採択されました(事業名:建物のライフサイクルを通した発注者によるBIM活用の有効性検証)。
本事業では日建設計コンストラクション・マネジメント(NCM)の提唱する「やさしいBIM」を基に下記2つの業務効率化の効果を検証しました。
検証①:BIMを用いた基本計画段階での事業性検討の業務効率化検証
プロジェクトの初期段階である基本計画において、26種類の部材を使ったBIMモデルから部材数量を算出し、それらを利用した概算手法の仕組みをまとめ、事業性検討業務を行う上で作成した手法と従来のBIMを用いない手法との作業時間の比較検証を行いました。
検証②:維持管理段階での発注者による効率化・合理化検証
従来、策定・更新に多くの時間が必要な維持管理段階にて作成する中長期保全計画に対して、BIMやFMシステムを利用した場合の計画策定者・建物所有者・ビル管理者の効率化効果とその際のデータ連携手法を検証しました。
BIMを活用することで、どちらの検証においても従来の業務手法と比較し作業時間が減少することが確認され、発注者にとってBIM活用が有効である事を整理しました。
国土交通省 令和2年度 BIMモデル事業
建物のライフサイクルを通した発注者によるBIM活用の有効性検証
- TYPE
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- INFORMATION
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- CLIENT
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国土交通省
- USE
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事務所、複合用途、庁舎等で検証
- FLOOR AREA
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400㎡~60,000㎡程度の複数棟で検証
- STRUCTURE
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S造、SRC造等で検証
- COMPLETION
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2021年3月
- TEAM
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日建設計コンストラクション・マネジメント