ICU|国際基督教大学 ディッフェンドルファー記念館東棟改修工事 ICU|International Christian University Diffendorfer Memorial Hall East Wing Renovation Project
学生の記憶を未来へと紡ぐ、機能性向上と歴史的価値の保存を両立するモダニズム建築の改修プロジェクト
ディッフェンドルファー記念館東棟(D館東棟)はW.M.ヴォーリズによる設計の日本初の学生会館で、1958年の竣工から長年学生に親しまれてきた建物です。登録有形文化財やdocomomo japan(日本におけるモダン・ムーブメントの建築)に登録され、近代建築としての歴史的価値を残しながら、時代のニーズに応える機能性向上を目指した改修を行いました。
改修コンセプトに「すべての学生の学生会館」を掲げ、学生が気軽に立ち寄り憩いの場となる学生会館を目指し、学生・同窓生・教員・職員など多方面の意見も取り入れながら計画を具体化しました。オリジナルの鋳造のアルミサッシを一部保存活用しつつ、エレベーター新設・エントランスホールの新設・設備更新を行うなど、建物の魅力を損なうことなく機能性を確保し、現役の学生から同窓生にまで愛される建物となっています。
日建設計コンストラクション・マネジメント(NCM)は基本計画段階から参画し、事業費予算の設定や経年劣化・陳腐化・意匠性を考慮した改修与件の整理を行いました。また、設計段階・施工者選定段階・施工段階と全てのフェーズで発注者を全面的に支援し、満足度の高いプロジェクト推進に寄与しました。
国際基督教大学
ディッフェンドルファー記念館東棟改修工事
- TYPE
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- INFORMATION
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- CLIENT
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学校法人国際基督教大学
- LOCATION
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東京都三鷹市
- USE
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大学
- FLOOR AREA
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2,885.95㎡
- STRUCTURE
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RC造
地上3階、地下1階、塔屋1階
- COMPLETION
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2021年12月
- TEAM
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設計:一粒社ヴォーリズ建築事務所
施工:松井建設
CM:日建設計コンストラクション・マネジメント