SOSiLA横浜港北 SOSiLA Yokohama Kohoku
SOSiLAシリーズ展開の礎を築く
総合的なマネジメント業務
住友商事の物流施設ブランドであるSOSiLAシリーズのフラッグシップ新築プロジェクトです。NCMは企画段階から施工段階までのCM業務、およびテナント工事に関するCM業務を受託しました。
プロジェクトの全体スケジュールがタイトであったため、企画段階では基本計画とスケジュールを早期に策定し、直ぐに設計施工者への発注を実施しました。発注では、技術提案付きの競争見積もり合わせ方式を採用することで、短工期かつ低価格な発注を実現しました。設計・施工段階では、短い設計期間と施工期間の中で、確実な品質管理とコスト管理を行い、コストパフォーマンスの高い物流施設開発を支援しました。
新築工事段階からテナント入居工事の打合せに参加し、本体工事との工事内容・工程の調整を実施するとともに、竣工後もテナント入居工事に関する調整を実施しました。
(Photo:エスエス 東京支店 彦坂武徳)
SOSiLA横浜港北
- TYPE
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- INFORMATION
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- CLIENT
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住友商事株式会社
- LOCATION
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神奈川県横浜市緑区
- USE
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倉庫
- FLOOR AREA
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87,443.56㎡
- STRUCTURE
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RCS造・地上4階
- COMPLETION
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2016年9月
- AWARD
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CM選奨2019
- TEAM
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設計/前田建設工業一級建築士事務所
施工/前田建設工業
住友商事が手掛ける「SOSiLA」は、社会とのつながり(=Sociability)・環境への配慮や持続的成長(=Sustainability)・人と労働環境への配慮(=Individuality)の3つのテーマを基に、新たな物流施設の在り方(=Logistic Aspect)を目指すことを事業コンセプトに掲げて開発された物流施設です。
施設計画においては、 物流の効率化、環境への配慮、施設の耐久性・安全性能、働き手が快適な環境づくりなど、従来の倉庫にはない新しい価値観をもとに計画されています。NCMは、SOSiLAシリーズ第1号であるSOSiLA習志野茜浜Ⅲを皮切りに複数のSOSiLAプロジェクトのCM業務を受託しており、SOSiLAシリーズの展開を全面的に支援しています。
本プロジェクトのSOSiLA横浜港北は、SOSiLAシリーズの中で最大規模であるとともに神奈川県横浜市という都市近郊に立地する消費地近接型の物流施設であり、 住友商事が目指す「人」と「社会」をつなぐ物流施設を象徴する施設として計画されました。
MEMBER’S VOICE
プロジェクト関係者への感謝の気持ちを大切にしたい
建築プロジェクトでは、様々な関係者と協力しながら皆で竣工を目指します。その中で、私はプロジェクト関係者への感謝の気持ちを大切にしたいと考えています。
発注者はプロジェクトに対する理想を描き、設計者は具体的な建物に落とし込むために設計図を描き、施工者は建物を現実に形にするために現場と向き合い、建物管理者は日々建物が問題なく機能できるよう運営をしています。関係者はそれぞれの立場で、それぞれの考えで深く建物を想い、それぞれの役割を全うしています。我々コンストラクション・マネジャーは、様々な立場のプロジェクト関係者の想いを咀嚼し、プロジェクトにとってあるべき姿へと導くことがその役割であると考えています。
様々な立場の関係者がいるからこそ最良の建物を一緒につくりあげることができるという感謝の気持ちを忘れずに、今後もプロジェクトを推進していきたいと思います。
ディレクター/森阪 史洋