康信会／鎌倉霊園管理棟 建替計画 KAMAKURA Cemetery Administration building Rebuilding Project

古都・鎌倉の東側に位置し、敷地総面積55ha、2023年に開園58年を迎えた半世紀を超える歴史をもつ鎌倉霊園の管理棟の建替え・新築計画です。管理棟を運営しながらの建替え工事のため、最大限の安全を確保しながら、Ⅰ期工事で既存管理棟前面の駐車場に新管理棟を新築し、新管理棟に移転・引越し後に、Ⅱ期工事で既存管理棟を解体しました。
日建設計コンストラクション・マネジメント（NCM）は基本設計段階から工事段階まで、計画への助言や、工事費の透明性と中立性確保のための見積の内容確認、進捗モニタリングを中心とした「アドバイザリー型コンストラクション・マネジメント(CM)業務」を行いました。
設計段階では、発注者が求める要求品質・性能確保に向けて図面レビューを行い、遮音対策、仕様、プランについて確認・助言を行いました。各段階の見積の内容確認を行い、目標予算内での工事発注を支援しました。工事段階では主要な施工図の確認も行い、技術的な助言や提案によって品質を確認し、設計変更の内容確認やコスト確認を行いました。また工事計画についても、車での来訪者が多いことから駐車場と敷地内歩行者の動線分離などの安全確保に関する助言を行いました。NCMはプロジェクト各段階でわかりやすく丁寧な説明を心掛け、発注者が納得できる品質とコストで、スケジュール通りに管理棟を運営しながらの建替え工事の実現に貢献しました。