1. HOME
  2. PROJECT
  3. 京都女子大学B校舎(家政学部校舎)

京都女子大学B校舎(家政学部校舎) Kyoto Women's University B Building (Faculty of Home Economics)

学生参画プロセスを取り入れた付加価値ある維持保全改修

京都女子大学のB校舎は、1964年(築59年)に竣工したキャンパス内でも歴史ある建物であり、実験・実習設備が充実した学内最大規模の校舎です。正門すぐに位置する本建物は、外観やエントランスホールをはじめ、格式と重厚な雰囲気をまとった意匠を持ち、学園の“文化的なシンボル”のひとつです。そのような歴史あるB校舎を永く利用していくための改修プロジェクトです。

日建設計コンストラクション・マネジメント(NCM)は、設計段階から工事段階までのマネジメントを実施しました。リニューアルの対象は、空調設備の機能維持のため、経年劣化した冷温水管の全更新だけでなく、薄暗い雰囲気となっている廊下を元設計(建築家:高橋貞太郎)の意匠を尊重しながら、照明計画やインテリアのバリューアップを行いました。

同学B校舎のシンボルとなる廊下コーナー部の壁面デザインは、B校舎をメインで利用する生活造形学科所属の学生を対象にデザインを募集する学内コンペ*をNCMが主催しました。最優秀作品のデザインは実際の壁面に採用し、学生参画のプロセスを取り入れることで、発注者、そして学生をはじめとする同校舎の利用者に対して「付加価値のある維持保全改修」を行いました。

*・・・京都女子大学との産学連携の取り組み「京都女子大学 B校舎シンボルデザインコンペティション」結果発表

(Photo:株式会社エスエス大阪支店)

京都女子大学B校舎(家政学部校舎)

TYPE
INFORMATION
CLIENT
学校法人 京都女子学園
LOCATION
京都府京都市
USE
教育施設
FLOOR AREA
10,486.92㎡(うち改修対象面積700㎡)
STRUCTURE
RC造、一部SRC造
地下1階、地上4階、棟屋1階
COMPLETION
2024年3月
TEAM
設計:日建設計コンストラクション・マネジメント
施工:松井建設株式会社

廊下改修前

廊下改修後

改修前

改修後